2011年8月28日日曜日

ごくせん

森本 梢子(もりもと こずえこ)さんの作品です。


私は、基本的に教師物は読まないのです。理由はまあ結構楽しく面白く読んではいても、心のどこかに、かすかにですがモヤモヤが生まれるから。純粋に楽しめん・・・・・。
テレビで金八先生が流行っていてもあまり見ず。ごくせん、ルーキーズも見ず。とまあ、こんな感じでしたが。
基本、食わず嫌いかなあ。


しかし、娘がぜひ読みたいと言うもので買いました。ありえない痛快さがこの作品の魅力なのでしょう。娯楽的にはOKです。テレビでは仲間 由紀恵さんがすごくかっこよかった(みたいだ)し。


ああ、そういったら三ちゃん’s本棚の奥に『地獄先生ぬ〜べ〜』がいたことを思い出しました。これは、妖怪物が好きだった時に買ったんだっけ。鬼の手かあ。



2011年8月23日火曜日

タッチ

あだち充さんの作品です。1981年から1986年まで連載されました。


1981年と言えば、私も花の大学生。その頃の私はというと、大学の寮(名前はUFO寮)に入っていまして、貧乏ながらも天下晴れての自由を謳歌していました。寮にはマンガ同好会があり、月100円程度の会費でマンガ読み放題でした。まあ簡単に言うと、みんなでお金を出し合い、週刊誌(ほぼ全部)や月刊誌を買って順番に読んでいたということです。


もう少し脱線します。


寮に入った日のことです(当時18歳)。いかつい先輩が、赤い布を持ってきてくれました。
「ほれ、男のしるしだ。」
と渡されました。
これが何だと?
「えっ?」


それはなんと『赤ふん』だったのです。
そして、それ一丁で市内を走り回るのです。
当日は、部屋の先輩と赤ふん一丁で肩を組み、大学まで大声を出しながらの電車道。


(そうかあ、この地方では赤ふん一丁で暗がりの町中を堂々と走っていいんだなあ。)
目から鱗が落ちました。
ストームと呼んでいました。


心がはじけました。


別の時には、県庁所在地の駅の構内を北から南へ通り抜けました。電車を待つ人々の間を褌一丁の男が2人ずつで肩を組み、整然と並んで・・・・・。
総勢200人はいたと思います。みんなの格好は、寮の階ごとに違っていました。白ふんチーム、海パンチーム、そして、われらが赤ふんチーム!


今はどうなっているのでしょうか?古き良き時代かな。
   (※ネット上で調べてみると、伝統的行事と書いてあった。これは今もある!?)


さてさて。


達也と和也は双子の兄弟。優秀な弟和也とダメダメな兄達也。そして、ヒロイン浅倉南。
毎週ごとの展開が楽しみでした。そして、起こった交通事故。


テレビアニメの方は、仕事に就いてからでしたので、毎週見ていました。岩崎良美さんが歌っていた主題歌は懐メロの定番ですね。


絵自体にはそれほどはまらず、三ちゃん’s本棚の中には『みゆき』と『タッチ』があるのみですが。


上杉達也くんのゆるいキャラが、好印象です。巨人の星の(星飛雄馬さん)の熱血スポ根タイプと比べてみると一目瞭然と。
ということで、最終回の部分のみ読み返してみました。やっぱりこんなゆるい終わり方がタッチらしくていいなあと思いました。

のだめカンタービレ_Part2

今、ビデオを見ているところです。よろづさんから借りました。

改めて視聴すると、純粋に楽しめます。そして、やっぱり音楽は素晴らしいと。

私自身、過去何度か指揮棒をふる機会を得ました。アマチュアなので、上手い下手は論外なのですが・・・、指揮棒を振るのは本当に楽しいことだと思います。

初めて指揮法を教えてくれた方の流儀で、歌の時は両手で表現するので指揮棒を持たず、合奏の時は拍をきちんと刻むために指揮棒を持つようになりました。
その方は職場の同僚だったのですが、学生の時に合唱サークルで指揮をされていたそうです。口癖が、
「指揮をする時は、背中の視線を意識すること。」
でした。
私は、とある発表会でその同僚が指揮する『フニクリフニクラ』に感動しました。音と指揮が一体となった感じ。
「すごい!」

数年後、その方はまだ同じ職場だったのですが、無理を言いました。
「ぼくもフニクリフニクラをやりたい。・・・・・教えてください。」
「ああ、ええよ。」

具体的な指導は、音楽のプロがやってくれます。私は、主に指揮を!
数年前の同僚が指揮した時のビデオを毎日すり切れるくらいテレビで見て、とにかくその場所ですぐに真似をしました。

迎えた発表会当日。指揮する喜び、会場全体に広がる迫力ある音で体中がしびれたのをはっきりと覚えています。
後日、その同僚から、
「あなたの指揮で、あなたのフニクリフニクラができていたよ。同じ楽譜でも、曲は指揮者で変わるから。よかったで。」
とほめてくれたことは今でも忘れられない思い出です。(かれこれ20年近く前になりましたが、鮮明な記憶として残っています。)

ところで、現職場では、『もう一度だけ』というお宝があります。この曲を初めて聞いた時は、涙が出ました。詩の内容がストレートに心の中に入り込み、琴線をふるわせる感じかなあ。

この歌の指揮ができるのは、ここだけです。それならばこそ、ぜひ一度は指揮してみたい!と心の底で思っていました。
で、2年前にその機会を得ることができました。
インフルエンザ禍で、発表が延び延びになりました。モチベーションが落ちることを心配していましたが、素晴らしい発表になったと思います。これも本当に心と体がしびれました。

1年に1度だけ、1人だけが指揮することができる『もう一度だけ』というお宝。それを為し得た幸運に感謝しています。この1点だけでも、現職場にきた価値があると思えるくらいステキな経験でした。

・・・・・。

『のだめカンタービレ』のビデオを見ながら、物思いに耽る深夜。
さて、もう寝ないと明日がしんどくなりますから。・・・では、おやすみなさいです。

2011年8月22日月曜日

夏の研修の成果は如何に?

本職場に転勤してきた1年目に、
『HPBを使って、マイホームページを作ろう』
という研修を計画実行したことを思い出しました。
その研修は、今一達成感はなかったのですが、その時からずっと思っていることは以下。

①人から命令されてやるのは面白くない。面白いことは自分から!

②やらなくても叱られない。でも、やったら面白い。こんな研究が一番好き!(意欲が湧いてきます。)

③何かやりたいことを実行する→継続し→発展させるために必要な条件は、共に楽しめる仲間である。仲間が大切!

さて、

本年度は公式なホームページの定期的な更新を目指してきました。
そのため、夏の研修は情報に重きを置きました(※三ちゃんの頭の中でのことです)。自主研修にしたのも、やる気を見せてくれた方との研修の方が断然面白く、成果も上がると考えたからです。

結果、
ブログは、7人の方が公開してくださいました。ありがたいことです。
Excel研修は、参加者から好評の声をいただき、苦労が報われました。

HPB研修につきましては、希望者0人ということで、反省が残ります。9月からは、公式ホームページの運営を他の方に移譲したいという私的願望が見え隠れしていたのがまずかったのかとも思います。やっておいたら、きっと今後の活動の肥やしとなるような良い研修になっただろうになあ(スネ夫状態!?)。

26日(金)に、みなさんの思い出発表会があります。そこで、今夏の情報研修のラストとして『データベース思考でGo!』という発表をしようと思っています。ふだん誰でも当たり前のようにやっていることなのですが、これをデータベース思考と(勝手に)名付けることにして、適当に発表しちゃいます。【ow_taku.】の性格上、全体の場で自分の実践に日を当てることを極力避けてきたのですが、まあ現職場7年目なので、まあいいかと。ただし、これは【ow_taku.】ではなく、当たり前の実践です。

みなさんの発表も楽しみにしていますよ。


もう一度ブログの件。
せっかくスタートしてみたのだから、継続を!
塵も積もれば山となる。何年か経つと、その塵が自分の成長の宝物に変わっている。・・はず。

文書や写真・映像などのデータはウェブ上に保存するのが一番便利です。パソコンはクラッシュの危険と隣り合わせ。落とす、水をこぼす等も。それにどこに保存していたか忘れるといったこともよくありますし。

なにはともあれ、今回にて『夏の研修ブログ(三ちゃん)編』はお開き。
ご参加有り難うございました。
今回の研修は、(達成感云々を語る以前に)日々の楽しさがあることが良かったです。私自身、満足しています。

今後の『三ちゃん’s本棚』は【ow_taku.】の道を一歩一歩力強く歩んでいきます。

2011年8月21日日曜日

家栽の人

毛利甚八さん作・魚戸おさむさん画の作品です。

実はたった今まで知らなかったのです。家裁でなく家栽であることを・・・。家庭裁判所だから、てっきりと。植物の栽培の方だったとは ガ━━(= ̄□ ̄=)━━ン!!
主人公は家庭裁判所裁判官の桑田義雄さんです。桑田さんはきっと私たち一般庶民の気持ちを代弁してくれていたんだと思います。本当にこんな裁判官だったら、どんなに良かっただろうと思っている人がたくさんいたのでは?と思います。

1993年にテレビで放送されていて、これもテレビ→マンガの順です。桑田さん役は片岡鶴太郎さんでした。ギャグの鶴ちゃんから、シリアスな鶴太郎さんへ。これが最初の印象でした。現在は片岡画伯ですから。人間とは本当に成長するもの(変化できる)だなと。
さきほどWikiで、片岡鶴太郎さんのことを読んでいると、人間としての面白さと苦悩が伝わってきて、なるほどなあと心にしみました。

ドラマの内容がとっても良かったので、すぐにコミックスを買いました(その当時のこと)。

社会派のマンガにはまっていた頃もありました。
『人間交差点 -HUMAN SCRAMBLE-』『こちら大阪社会部』・・・・・。『こちら大阪社会部・阪神大震災編』は、震災の現実がよく伝わってきました。また、絵的には今一だったのですが、青木雄二さんの作品の『ナニワ金融道』も面白かったです。

「あれっ?!!!」
青木雄二さんって、津山工業の土木科卒業と書いてある。久米南町出身。知らなかったなあ。
野球部でキャッチャーをしていて、高橋信二選手の先輩!
こんな身近なところで縁があったとは!

知らなかったことが3つわかりました。嬉しいことですね。

とにかく社会派も面白い!(と思っていた時代もあったのです・・・・・。)

2011年8月20日土曜日

遥かなる甲子園

山本おさむさんの作品です。原作は『青春の記録 遥かなる甲子園 聴こえぬ球音に賭けた16人』(戸部良也さんのノンフィクション作品)です。


とても強い印象が残った作品です。この作品と同時に、『どんぐりの家』『わが指のオーケストラ』も購読しました。


ふと思い出したことがあります。今年お話を聞くことができた方のお名前も『山本修(おさむ)』さんだったなあと。
聴覚障害の方との交流会で話をしてくださった方です。とても明るくて、私も元気をいただきました。その時のお話の中で、今でも覚えていることがあります。若い頃にプロ野球の入団テストを受けたこと。実技では合格したのに、面接でダメだったこと。それですごくショックを受けたことです。


『遥かなる甲子園』の舞台は聴覚障害の学校です。1964年、アメリカで風疹が大流行→沖縄にはアメリカ軍の基地がある→妊婦の感染→翌年、沖縄で聴覚障害の子がたくさんうまれた→そのため教育施設として1978年~1983年の6年間限定で学校が設立されたとのことです。
日本学生野球憲章の大きな壁。それを乗り越え、特例として沖縄県大会のみへの参加を許された・・・!


2つのお話は、私の心の中で重なっていったのです。


さて、山本修さんの情報をネットでみつけることができました。


     できたての「豆腐一丁」届けます!~手話落語家山本修さん~


笑門来福。笑う門には福・・・・・。
山本修さんの笑顔を見ていて、改めてそう思ったのでした。

2011年8月19日金曜日

学園アリス

樋口 橘さんの作品です。花とゆめコミックスであり、自分のテリトリー外のマンガでしたが、娘情報により購読を開始しました。

『ONE PIECE』の悪魔の実の能力、『HUNTER×HUNTER』の念能力、『ジョジョの奇妙な冒険』のスタンド能力と同じように、ここでは登場人物たちがそれぞれに『アリス』という能力を持っています。そして、『アリス』を持つ者のみが通えるというアリス学園が舞台です。

主人公の佐倉蜜柑(さくら みかん)さんは、無効化のアリスを持っていて、内容はバトル系のラブコメといった感じです。アニメ化もされておりますし(現終了)、作品は本誌にて連載中です。

ちなみに花とゆめコミックスでは、やはり娘の希望により『フルーツバスケット』も大人買いしたのですが・・・・・、未読です。『三ちゃん’s本棚』の中で唯一の全く目を通していない作品です
  ヽ(*´Д`*)ノ  。そのうち読んでみようかと。

『りぼん』と『なかよし』でスタートしたマンガとの暮らし(小学校低学年の頃)。その頃は姉の買ったマンガしか読まなかった(なかった)です。ということで、当然少女マンガもありですね。

2011年8月17日水曜日

弱虫ペダル

渡辺 航(わたなべ わたる)さんの作品です。


主人公の小野田坂道くんがow_takuであることに共感できます。・・・・なんていう理由から読み始めたのではありません。本作は少年チャンピオン連載ですから、まず見たことはないはずです。きっとネット上で話題になっていたからだと思います。私自身『自転車』にこっていた時期もあり、このマンガも必然と読むようになったのだと思います。
ジャンルはスポ根かな。坂道くんがとってもいいやつなので、ほのぼのします。また、インターハイ等の場面では、自転車競技とはこのようなものかと感心することしきり。
まだまだチャンピオン連載中ですが、続きが楽しみです。


自転車ものとしては、他に『Over Drive』(オーバードライヴ)も読みました。主人公篠崎ミコト(しのざき みこと)くんは、やはり最初は坂道くんと同じマイナーキャラ。しかし、成長著しく!少年マガジン連載でしたが、連載中は読んでいません。自転車のコミックスをさがしていたときに出会いました。面白かったです。


その他、『アオバ自転車店』もほんの少々。


今は暑いので乗っていませんが、毎年(ここ2~3年)九月は自転車通勤しています。またゆっくり乗ろうかと思っています。

2011年8月16日火曜日

バクマン。

原作・大場つぐみさん、作画・小畑健さんです。

週刊少年ジャンプのアンケート至上主義をこの作品のおかげで初めて知りました。その結果は本誌の掲載順に現れるとのことです。これでジャンプを読む楽しみ(?)が増えました。
しかし、厳しいものですね。本人の実力(思い込み)ではなく、読者からのアンケートで出てきた数字が作品の絶対的な評価となるとは。人気の低下した連載作品はすぐに連載終了、つまりは打ち切り!これこそ最終的な外部評価です。う~ん、世の中とはかくも厳しいもの・・・・・(頭の中で繰り返す♪)。

本作は真城最高と高木秋人のコンビが良い味を出しています。自分の夢に向かって突き進んでいく若い力。これってもうどこかに置き忘れてた感覚。そういえば、こんな熱い頃が自分にもあったよなあ(あったかなあ?)。

バトル物>推理物>スポ根>ギャグ>ラブコメ・・・ が基本の私ですが、「バクマン。」は一番のバトル物と同じくらい面白いなと思いながら読んでいます。ただし、面白さの感じ方が違っています。「ONE PIECE」や「HUNTER×HUNTER」は、コンビニ(または喫茶店)に行って毎週立ち読みしたくなる作品であるのに対して、本作はコミックスで通読したときにグ~ンと面白さが増すのです。ハラハラドキドキ vs しっとりじわ~ という感じの違いです。


ちなみに、小畑健さんの作品でいうと、『ヒカルの碁』がとても好きで何度も読み返しました。主人公の成長をじっくりと描いているのがいい感じでした。『DEATH NOTE』は今一はまらなくて・・・・・。


原作と作画をそれぞれで担当して作品を仕上げるのもいいなあと(改めて今日)思いました。一人でやろうとすると難しいことって世の中にはたくさんあるものですから。そういったところでも「バクマン。」はGood!です。

2011年8月14日日曜日

のだめカンタービレ

“実写化で成功したと思う”漫画、1位は「のだめカンタービレ」

2011/7/19 10:29 (ネタりか Yahoo!JAPAN)

世間一般ではそうかもしれない。しかし、三ちゃんはテレビを見た瞬間、上野樹里さんの何とも言えない纏わり付くような演技が耐えきれず、即ギブアップしてしまいました。役柄を出すためにだとは思うのですが・・・・・。しかし、現金なもので、第1位と聞くとビデオでも見たくなりました。


女性漫画誌『Kiss』(講談社)など読むことはなかったのですが、Sさんが、いつも、
「のだめ最高!玉木宏最高!」
と言っておられたので、マンガは読むようになりました。
以後、最終巻まで読み続けました。
挫折を乗り越え(乗り越えれぬまま)成長していくのだめたちの姿に共感しました。


しかし、実際のところクラシック音楽は、耳から(ビデオ)の方が伝わってくると思います。
で、今度は、ビデオに挑戦してみよっかあなあ。

2011年8月13日土曜日

岩崎弥太郎

猛き黄金の国岩崎弥太郎 (本宮 ひろ志著)が目にとまりました。

この岩崎弥太郎という人物についてですが、名前は日本史の教科書の中では必ず出てきます。私自身は、学生時代に三菱王国 ―巨人岩崎弥太郎 (邦光 史郎著)という本を読んでの出会いが一番です。それまで三菱というと、人気のない車とゼロ戦くらいのイメージしかなかったので、目から鱗でした。

やはり、歴史物は幕末から明治維新にかけてが面白いです。本宮 ひろ志さんのマンガもすごくかっこよく描いてあります。エネルギッシュに生きていた姿が見えてきます。本当に岩崎弥太郎さんは未来が見えていたのだろうなあ。すごい仕事をする人は、千里眼の力を持っていますね。これは今も昔も変わりません。

ところで、『お〜い!竜馬』(原作:武田鉄矢、作画:小山ゆう)の中の岩崎弥太郎さんは、見事にひどい!!!です。これはありえません。NHKの大河ドラマでも三菱からクレームが来たとか、来ないとか・・・・・。三菱の創始者がこれではまずいでしょう。
             ※『お〜い!竜馬』はとっても面白かったです。

さて、本宮 ひろ志さんのマンガの最後辺りにある言葉は深いですね。
私企業や個人など平然とうらぎる・・・・・嘘をつく・・・・・かあ。
それでも支えていくもの・・・・・なのですね。
う~ん、深過ぎです。

そして、最後のページの『さようなら』。
それはだれに言っているのでしょうか。
岩崎弥太郎さん。これは当然そうですね。
それから、
この幕末から維新にかけて生きてきた人々か。
激動の時代そのものにか。
はたまた我々読者にか。
それとも・・・・・。

素敵な作品は、しっとりとした余韻を残すものです。

Blogger_コメント設定?

この頃、友達のブログにコメントを書くことができない。
最初の時もそうだったけど、いったい何が原因なのかな?

ダッシュボードのコメント設定?

う~ん、よくわからないままだが、しょうがないかあ。

・・・・・・・・・・。

あっ、そうだ。

現在のアカウントではだめと言われている → でも、アカウントはこれで間違いない → なら、ログインしている今の状況の問題 → 一度ログアウトしてもう一度ログインしてみたら → ログイン状態を保持するのチェックをはずしておこう → よし、ログイン! → コメントができた!!!

理由はわからないが、できたのでよしです。

2011年8月12日金曜日

『JIN-仁-』(じん)

村上もとかさんの作品です。


数年前の夏だったでしょうか?
「この『JIN-仁-』っていうんは、ぶっちおもしろいんじゃあ。これから古本屋まわりをして、探してくるわあ。」
と、とっても大きな声が職場に響いていました。
(そうかあ、そんなにおもしろいんかあ。一度読んでみたいなあ。)
と、その時思ったのを覚えています。
ただ、まだ私は日曜劇場も見ておらず、
(ふーん、そうなんだあ。)
程度の感覚でした。


その年の秋、少々体調を崩して家でゴロゴロしていたとき、急に思い出したのです。
ちょっと、ネットでドラマを見ようっと。


・・・・・、すごくいい!


「神は乗り越えられる試練しか与えない」
南方先生、咲さん、野風さん、それぞれの生き方に心が震えました。
役者さんがとっても素晴らしいなと思いました。
大沢 たかおさん、綾瀬 はるかさん、中谷 美紀さんの演じている姿が本当に役ぴったりで、加えて脇を固めるその他の俳優もすごいなあと思いました。
ふとんの中に海ができたのは言うまでもありません。


それから、コミックスで読み始めました。


マンガはマンガで面白いです。ただ、テレビドラマはマンガを超えている・・・・・・・!。
これは素直な気持ちです。もちろん原作がなければテレビドラマは生まれないわけですから、どちらも大切ですね。


コミックスを買っていて、一つだけ強く思ったことがあります。
坂本龍馬が暗殺されずに、南方先生の治療が上手くいったとしたらどうなったんだろうと。
龍馬の出ている作品は多数ありますが、最後はどれも暗殺されておしまいです。しかし、この『JIN-仁-』なら、坂本龍馬を助けてくれるのではないか。コミックスを読みながら、そんな期待を抱いていました。しかし、それはなかったですね。


昨年の10月8日の記録にこう書いていました。


☆今日、『JIN』の18巻を読んだ。
 えっ、坂本さんがなぜ?
 歴史上では暗殺されたのだけれど、
 『JIN』の中では、生きていてほしかった。
 タイムトラベラーの話の多くが、歴史を変えることを拒む。
 坂本さんも、すぐには絶えなかったが、
 南方先生の必死の治療も及ばず、帰らぬ人となった。
 もしも坂本さんがその後も生きていたら、どんなことがあったのだろうか。
 やっぱり、生きて次のストーリーへと繋がっていってほしかったなあ。


さて、テレビの完結編が今年の4~6月に放送されました。それはもう意欲満々で、録画もばっちりで!


やっぱりいいなあ!


ひさびさにはまったテレビドラマ:日曜劇場・JIN-仁でした。


生きていることはステキなことですね。

2011年8月11日木曜日

『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』

和月伸宏さんの作品です。


エンバーミング(第6巻)を読んでいて思いました。
『るろうに剣心』を超えていないなあ・・・・・。


緋村剣心(ひむら けんしん)というキャラの魅力。キャラが力強く立っています。
ふだんのとぼけた味と、飛天御剣流(ひてんみつるぎりゅう)を繰り出す時の刺すような眼差しとのギャップ。「人斬り抜刀斎」としての過去と、「不殺(ころさず)」を誓って暮らしている現在。そして、繰り広げられる物語の数々。


『ジャンプ』で歴史物は受けないと言われながらスタートするも、大ヒットを飛ばしたわけで、それもこれもやはり剣心のキャラの魅力によるところが大きいと思います。


話は変わりますが、好きな作品には必ず魅力的なキャラが存在します。例えば『シャーマンキング』の麻倉葉くんもその中の一人。ゆるキャラですが、しめるところはしめると・・・・・。


「あっ!」


今、何気に調べていたら、ステキな情報に出会いました。人気が落ちると連載終了となるのは漫画の常ですが、『シャーマンキング』は最後の辺りが人気低迷のため強制的に打ち切りとなっていたのです。私もずっと後心地が悪く、気になっていました。近年、完全版が発行されていたのは知っていましたが、『ジャンプコミックス版でも執筆できなかったストーリーの続きの描き下ろし約380ページが追加され完結を迎えた・・・・・』とのこと。ここの部分を読んだら、長年の胸のつかえが治まること必然。よし、これは・・・・・!


さて、『るろうに剣心』の実写版ができるそうな。主人公緋村剣心役は佐藤健、ヒロイン神谷薫役は武井咲が務める。2011年7月から撮影が開始され、2012年に公開予定。
う~ん、これは見たくないような・・・。


いろいろ書き込みましたが、とにかく面白い作品はキャラが立っているということです。ただし、どんなキャラが好きかは個々人によりますが。


緋村剣心=Good です。

2011年8月9日火曜日

浦沢 直樹(うらさわ なおき)作品たち

一つの作品にはまると、同じ作者の別作品が読みたくなる。これが、ow_taku.というものです。


浦沢 直樹さんは、1960年1月2日生まれ。
三ちゃんは1961年だから、少しだけ先輩になります。つまり、同じ時代を生きてきたということです。内容がよく伝わってくるというか、懐かしい気持ちになるというか。読んでいると、何かいい感じです。


そんなこんなで、浦沢作品は、いろいろなシリーズを読んできました。
読んだ順にGo!


①『YAWARA!』
 主人公の猪熊 柔さんが、紆余曲折しながらも世界への道を歩んでいく。面白いし、女子柔道が身近に感じられるようになりました。モデルは山口香選手だそうです。でも、谷亮子=柔ちゃんです。


②『MASTERキートン』
 平賀・キートン・太一の味が深いい作品・・・・・だったような。今は本棚の奥に隠れていて背表紙も見えていません。中身はほとんど思い出せない・・かあ。


③『MONSTER』
 本格ミステリー作品。Dr.テンマと双子のきょうだいの運命の糸が絶妙にからまっていきます。思いもよらぬ事実が見えてきた時、ドキッとしたのを覚えています。
 これは古本屋で大人買いして、一気に読みました。1日で読み終えてしまったと思います。それだけハラハラドキドキしました。


④『本格科学冒険漫画 20世紀少年』
 大ヒットしており、映画にもなりました。第1章「終わりの始まり」、第2章「最後の希望」、最終章「ぼくらの旗」と続きました。私も1章と3章は映画館に足を運びました。マンガも映画もそれぞれに楽しむことができて良かったです。特にケンヂたちの少年時代の話(場面)は自分の幼き頃と重なり、ふっと物思いにふけることにもなるわけです。


⑤『PLUTO』(プルートウ)
 鉄腕アトムの話も、浦沢作品になると、こうも変わるのかと思いながら読みました。人工知能の開発もそう遠い未来のことではないような気にもなりました。


⑥『BILLY BAT』(ビリーバット)
 現在進行中。ミステリーであるけれど、今までにないような切り口で話が進んでいきます。JoJoの時にも思ったのですが、時系列シャッフルの作品は読み解くのに手間がかかります。何回も読んでやっとわかる・・・。今はまだはまっていませんが、読んでいます。


 三ちゃんの本棚にあるのはここまで。いつか『パイナップルARMY』や『Happy!』も読んでみようかと思っています。
 浦沢作品を読んでいると、同じ時代を生きてきたという一体感が感じることができて好きです。

ピアノの森

「あっ、この絵が好き!」
初めて読んだ時の印象です。


そもそも最初の出会いはいつだっかなあ。『ヤングマガジンアッパーズ』(当時の連載誌:現在は休刊)なんていう本を読んだ覚えはないのですが。偶然コンビニででも立ち読みしたのかなあ。
それから、現在までずっと読み続けています。現在、第19巻まで発行されています。途中から『モーニング』に移籍したとのことですが、基本私はその手のマンガ本は読まないので知らなかったです。そういえば10巻からカバーデザインがすっきり変わっています。


主人公の一ノ瀬 海(いちのせ かい)と森のピアノとの出会い。そして、生まれるさまざまなドラマ。
ストーリーもいいのですが、やはり絵がいいのです。
森の中の雨ざらしのピアノの前に立ち、演奏を始める海君。その音色は柔らかくて深くて力強くて・・・・・。目を閉じると、海君がすっと頭の奥まで入り込み、ステキな演奏会が始まるのです。


話は少し変わりますが、先日『BECK』を読みました。最初は、GyaO!で動画配信されているのを見ていて、
「すごくいいなあ、このアニメ。」
と思いました。月曜更新だったので、日曜の夜深夜12時がいつも待ち遠しかったです。
それで、実際の原本も読んでみたいなと思っていたら、miwaさんが持っているとのこと。さっそくmiwaさんから借りて読みました。


で、マンガは動画より一層の深みを感じることができました。何故かというと・・・・・。その理由はコユキ(主人公田中幸雄)の歌う場面にありました。コユキのボーカリストとしての才能は世界の著名なミュージシャンも一聴でうならせるほど・・・・・とありますが、動画ではコユキの歌声に少々不満があったからです。
「これは違う。この歌声では心がふるえない。」
しかし、マンガを読んでいると、心がふるえるようなコユキの歌声が頭の中に広がっていきます。


アニメ(動画)→マンガ(静止画)と進んで正解でした。逆にマンガ→アニメと進んでいたら、不満足の気持ちが、片隅に小さく残っていたかもしれません。
実写の映画も話題になりましたが、すぐ見たいとは思いませんでした。コユキの歌声のイメージが壊されてしまってはたまりません。少し時間を空けてから視聴しようと思います。


話は戻りますが、ピアノの森も映画化されています。これは見てみようかなと思います。ピアノなので、海君以外のピアニストの音でも私の耳では判別不能ですから。


私は、この絵(そして、広がるイメージの世界)が好きです。

2011年8月5日金曜日

海のトリトン

みなさんは、『海のトリトン』というテレビアニメを見たことはありますか?

七つの海を支配し暴虐の限りを尽くす、ポセイドン族と戦う運命にあるトリトン族最後の生き残りトリトン。悪者ポセイドン族と戦う少年の姿がかっこよかった!
「オリハルコーン!」
という決め台詞が当時ブレイクしました。

1972年4月1日から9月30日まで放送されました。
ということは、私が小学5年生のときですね。
テレビっ子で、見えるアニメはほとんど見ていました。映るチャンネルも限られていました。初代ウルトラマンは見えても仮面ライダー1号2号は見えなかった・・・・・。友達の家では見えていたのになあ。
そんな頃ですが、この『海のトリトン』ほど本気で見ていたのは他にないかも・・・・・。
土曜日午後7時からの30分が、本当に待ち遠しかったものです。

しかし、どんでん返しの最終回は、子ども時代は意味がわからなかったです。大人になって、やっとわかりました。
『苦難の旅の果て、ポセイドン族の本拠地へのりこんだトリトンは衝撃の真実を知る。ポセイドン族はアトランティス人によってポセイドンの神像の人身御供として捧げられた人々の生き残りであり、トリトン族は彼らに滅ぼされたアトランティス人がポセイドン族に復讐するための武器であるオリハルコンの短剣を託すために生み出した新人種だった。ポセイドン族がトリトン族を殺戮してきたのは、自らの身を護るためである。』(Wikipedia より引用)
今まで信じてきたものが、逆転した感覚。自分が良いと思ってやっていることも、視点を変えれば弱者をいじめていることになっていたということです。何と深い結末なのでしょう。いやはや恐れ入谷の鬼子母神です。改めてファンになりましたよ。

さて、何よりも心に強烈に残っているのはヘプタポーダ。ポセイドン族なのに美しく、そして、トリトンを助けたりもする。小5の私の心は、ヘプタポーダに大いにあこがれたのです。そんな時もありました。少年でしたね。

ちなみに手塚治虫氏の描かれた原作漫画も読みました。
ガ~ン。
「何じゃ~、こりゃ~。」
でした。

やっぱり、『海のトリトン』こそ、私のテレビアニメランキングのNo,1です!

2011年8月2日火曜日

ジョジョの奇妙な冒険

荒木 飛呂彦さんの作品です。

1986年連載開始(1987年_1・2号)。ちなみに三ちゃんが現職に就いたのが1984年4月です。
あれから20数年経ちましたが、まだ連載は続いています。
シリーズ総計103巻。『三ちゃん’s 本棚』の中では冊数堂々のNo,1 です。

Part1  ファントムブラッド
ジョナサン・ジョースターとディオ・ブランドー。「石仮面」と「波紋」。
強烈なインパクトがありました。
 
Part2  戦闘潮流
ジョナサンの孫、ジョセフ・ジョースターと「柱の男」。
絶対的力に対してどう戦うのか。ワクワクしました。
 
Part3  スターダストクルセイダース
ジョセフの孫・空条承太郎の幽波紋(スタンド)能力。復活したDIO。
アニメにもなったし、一番人気が出ていた頃かも。 承太郎のクールさは、憧れです。
 
Part4  ダイヤモンドは砕けない
ジョセフの隠し子・東方仗助とその仲間たち。スタンド使いとの闘い。
この頃から惰性で読むようになったような・・・。
 
Parte5  黄金の風
DIOの息子ジョルノ・ジョバァーナ。ギャング・スター。
世界が2層にも3層にもなり、理解するのに時間がかかるようになりました。
 
Part6  ストーンオーシャン
空条承太郎の娘・空条徐倫。
初めての女性の主人公でした。 これもありかな、と。
 
Part7  スティール・ボール・ラン
謎の鉄球を操る男ジャイロ・ツェペリと、下半身不随の元騎手ジョニィ・ジョースター。
ジョジョの世界観がよくわからなくなりました。理解不能・・・。しかし、読んでいます。
 
Part8  ジョジョリオン
未読。
絵柄は、好き嫌いの範疇を超えています。同じタイプの絵を見せられたら、あまり好きではないなあと答えると思います。しかし、読んでいくと引き込まれます。ただただ圧倒されるようなパワーがあります。実は画集も買ってたりして・・・・・。
時間があれば、最初からまた読んでみようと思っています。