2011年8月9日火曜日

ピアノの森

「あっ、この絵が好き!」
初めて読んだ時の印象です。


そもそも最初の出会いはいつだっかなあ。『ヤングマガジンアッパーズ』(当時の連載誌:現在は休刊)なんていう本を読んだ覚えはないのですが。偶然コンビニででも立ち読みしたのかなあ。
それから、現在までずっと読み続けています。現在、第19巻まで発行されています。途中から『モーニング』に移籍したとのことですが、基本私はその手のマンガ本は読まないので知らなかったです。そういえば10巻からカバーデザインがすっきり変わっています。


主人公の一ノ瀬 海(いちのせ かい)と森のピアノとの出会い。そして、生まれるさまざまなドラマ。
ストーリーもいいのですが、やはり絵がいいのです。
森の中の雨ざらしのピアノの前に立ち、演奏を始める海君。その音色は柔らかくて深くて力強くて・・・・・。目を閉じると、海君がすっと頭の奥まで入り込み、ステキな演奏会が始まるのです。


話は少し変わりますが、先日『BECK』を読みました。最初は、GyaO!で動画配信されているのを見ていて、
「すごくいいなあ、このアニメ。」
と思いました。月曜更新だったので、日曜の夜深夜12時がいつも待ち遠しかったです。
それで、実際の原本も読んでみたいなと思っていたら、miwaさんが持っているとのこと。さっそくmiwaさんから借りて読みました。


で、マンガは動画より一層の深みを感じることができました。何故かというと・・・・・。その理由はコユキ(主人公田中幸雄)の歌う場面にありました。コユキのボーカリストとしての才能は世界の著名なミュージシャンも一聴でうならせるほど・・・・・とありますが、動画ではコユキの歌声に少々不満があったからです。
「これは違う。この歌声では心がふるえない。」
しかし、マンガを読んでいると、心がふるえるようなコユキの歌声が頭の中に広がっていきます。


アニメ(動画)→マンガ(静止画)と進んで正解でした。逆にマンガ→アニメと進んでいたら、不満足の気持ちが、片隅に小さく残っていたかもしれません。
実写の映画も話題になりましたが、すぐ見たいとは思いませんでした。コユキの歌声のイメージが壊されてしまってはたまりません。少し時間を空けてから視聴しようと思います。


話は戻りますが、ピアノの森も映画化されています。これは見てみようかなと思います。ピアノなので、海君以外のピアニストの音でも私の耳では判別不能ですから。


私は、この絵(そして、広がるイメージの世界)が好きです。

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