あだち充さんの作品です。1981年から1986年まで連載されました。
1981年と言えば、私も花の大学生。その頃の私はというと、大学の寮(名前はUFO寮)に入っていまして、貧乏ながらも天下晴れての自由を謳歌していました。寮にはマンガ同好会があり、月100円程度の会費でマンガ読み放題でした。まあ簡単に言うと、みんなでお金を出し合い、週刊誌(ほぼ全部)や月刊誌を買って順番に読んでいたということです。
もう少し脱線します。
寮に入った日のことです(当時18歳)。いかつい先輩が、赤い布を持ってきてくれました。
「ほれ、男のしるしだ。」
と渡されました。
これが何だと?
「えっ?」
それはなんと『赤ふん』だったのです。
そして、それ一丁で市内を走り回るのです。
当日は、部屋の先輩と赤ふん一丁で肩を組み、大学まで大声を出しながらの電車道。
(そうかあ、この地方では赤ふん一丁で暗がりの町中を堂々と走っていいんだなあ。)
目から鱗が落ちました。
ストームと呼んでいました。
心がはじけました。
別の時には、県庁所在地の駅の構内を北から南へ通り抜けました。電車を待つ人々の間を褌一丁の男が2人ずつで肩を組み、整然と並んで・・・・・。
総勢200人はいたと思います。みんなの格好は、寮の階ごとに違っていました。白ふんチーム、海パンチーム、そして、われらが赤ふんチーム!
今はどうなっているのでしょうか?古き良き時代かな。
(※ネット上で調べてみると、伝統的行事と書いてあった。これは今もある!?)
さてさて。
達也と和也は双子の兄弟。優秀な弟和也とダメダメな兄達也。そして、ヒロイン浅倉南。
毎週ごとの展開が楽しみでした。そして、起こった交通事故。
テレビアニメの方は、仕事に就いてからでしたので、毎週見ていました。岩崎良美さんが歌っていた主題歌は懐メロの定番ですね。
絵自体にはそれほどはまらず、三ちゃん’s本棚の中には『みゆき』と『タッチ』があるのみですが。
上杉達也くんのゆるいキャラが、好印象です。巨人の星の(星飛雄馬さん)の熱血スポ根タイプと比べてみると一目瞭然と。
ということで、最終回の部分のみ読み返してみました。やっぱりこんなゆるい終わり方がタッチらしくていいなあと思いました。
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